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書籍紹介

甦るシェイクスピア ――没後四〇〇周年記念論集

俊秀13名によるシェイクスピア論の競演/饗宴!
著者 日本シェイクスピア協会〔編〕
刊行日 2016年10月21日
ISBN 978-4-327-47234-4
Cコード 3098
NDCコード 934
体裁 四六判 上製 292頁
定価 定価4,180円(本体3,800円+税10%)

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内容紹介
 シェイクスピアが1616年に没してから今年で400年を迎える。同時代に生きたベン・ジョンソンが遺した「君は一代のための物書きにあらず、万代のための作家なり」という賞賛の言葉通り、シェイクスピアはいまもなお世界中で上演され、人々を魅了し続けている。没後400周年を記念した本論集では、日本シェイクスピア協会に所属する俊英13名が、シェイクスピアの劇作品に真っ向から取り組んで、作品解釈のさらなる可能性を追求する。協会設立55周年記念論集。
 
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目次
1. 'The rest is silence, O, o, o, o.'――『ハムレット』の改訂をめぐって (篠崎 実)
2. 『ハムレット』受容史を書き換える――堤春恵と二〇世紀末の日本 (芦津かおり)
3. 記憶と五感から見る『ハムレット』 (冬木ひろみ)
4. 印刷所の『ロミオとジュリエット』――初版原稿の生成プロセス (英 知明)
5. 隠喩としてのキケロの手――『ジュリアス・シーザー』と雄弁術 (鶴田 学)
6. 真実という野良犬――『リア王』における「忠告」のパフォーマティヴィティについて (米谷郁子)
7. マクベスと役者の身体 (桑山智成)
8. 理想の君主を演じる――『ヘンリー五世』への道 (髙田茂樹)
9. 『夏の夜の夢』――月の世界のconstancy (河合祥一郎)
10. 『ヴェニスの商人』とユダヤ人劇の系譜
    ――サブテクストとしての『ロンドンの三人の貴婦人』 (小林潤司)
11. 『お気に召すまま』における兄弟表象と「もしも」の効用 (岩田美喜)
12. 『終わりよければすべてよし』から――バートラムとヘレナとパローレスの空だいこ (川井万里子)
13. 近代初期イングランドの女性と医療
    ――『終わりよければすべてよし』と「恵み草」ヘンルーダ (石塚倫子)

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