モダンにしてアンチモダン ――T.S.エリオットの肖像
20世紀最大の英詩人T.S.エリオットへの招待
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著者 |
高柳俊一、佐藤 亨、野谷啓二、山口 均〔編〕 |
刊行日 |
2010年11月5日
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ISBN |
978-4-327-47223-8 |
Cコード |
3098 |
NDCコード |
934 |
体裁 |
四六判 上製 416頁
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定価 |
定価4,400円(本体4,000円+税10%)
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- 内容紹介
- 『荒地』の詩人として、あるいは文芸批評家として、英語文学の世界に圧倒的な影響を及ぼしたT.S.エリオット。その影響力の強さのゆえに、偶像破壊的な批判の対象ともなったエリオットのテクストを改めて読み直す。「文学においては古典主義者、政治においては王党派、宗教においてはアングロ・カトリック」と自己規定したエリオットの、「モダンにしてアンチモダン」な肖像を、23名の著者が描き出す。エリオットへの格好のガイドブック。年譜付。
- 目次
- <各執筆者テーマ>
1 出口菜摘 『プルーフロックとその他の観察』『三月兎の調べ』
2 山口 均 『一九二○年詩集』
3 池田栄一 『荒地』
4 松本真治 『うつろな人々』
5 高柳俊一 『灰の水曜日』『四つの四重奏』
6 佐伯惠子 詩劇
7 太田 純 『ポッサムおじさん猫語り』
8 星野美賀子 伝記
9 圓月勝博 「伝統と個人の才能」と「形而上詩人」
10 加藤文彦 エリオットとモダニズム
11 佐野仁志 エリオットとパウンド
12 村田辰夫 エリオットとインド思想
13 野谷啓二 エリオットとアングロ・カトリシズム
14 村田俊一 文芸/文化批評
15 佐藤 亨 エリオットとヨーロッパ
16 中井 晨 エリオットと日本
17 山本勢津子 エリオットと女性
18 三宅昭良 『荒地』草稿
19 鈴木綾子 ミュージカル『キャッツ』
20 平野順雄 エリオットとアメリカ詩
21 島田協子 エリオットとポップカルチャー
22 小原俊文 エリオットとノンセンス
23 久野暁子 劇『岩』