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英語学習の科学

専門家11人に英語学習について聞いてみました
著者 中田達也、鈴木祐一〔編〕 / 濱田 陽、門田修平、濱田 彰、神谷信廣、新谷奈津子、新多 了、廣森友人、鈴木渉、佐々木みゆき〔著〕
刊行日 2022年4月25日
ISBN 978-4-327-45307-7
Cコード 3082
NDCコード 830
体裁 A5判 並製 244頁
定価 定価2,200円(本体2,000円+税10%)

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内容紹介
英語学習者が抱える個別の悩みについて、第二言語習得研究の最前線に立つ11人が、それぞれの専門分野の膨大な研究業績の蓄積を駆使してQ&A形式で回答。語彙や文法や発音といった学習分野だけでなく、「読む・書く・聞く・話す」の技能面、個性の違いや留学や子供の英語など環境面などを、各専門の立場からわかりやすく解説する。エビデンス付きで本当に役立つ英語学習法を知るとともに、第二言語習得研究の概要を知ることもできるお得な1冊。各章にブックガイド付き。
 
<編著者・著者紹介>
【編著者】
中田達也(なかた・たつや)[第1章・第2章・終わりに]
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授。博士(応用言語学)。専門分野は第二言語習得(特に語彙の習得)。著書に『英単語学習の科学』(研究社)、分担執筆に『Encyclopedia of Applied Linguistics』(Wiley-Blackwell)、『Routledge Handbook of Vocabulary Studies』(Routledge)などがある。好きな英語学習法は留学。
 
鈴木祐一(すずき・ゆういち)[第1章・第3章・終わりに]
神奈川大学准教授。博士(第二言語習得)。専門分野は第二言語習得・外国語教育。Studies in Second Language Acquisition など国際学術誌の編集委員を務める。共著に『高校英語授業における文法指導を考える』や『高校生は中学英語を使いこなせるか?』(アルク)などがある。好きな英語学習法は、山中湖での英語合宿(ITC)。
 
【著者】
濱田 陽(はまだ・よう)[第4章]
秋田大学高等教育グローバルセンター准教授。博士(教育学)。専門分野は発音・リスニング。著書に、『Teaching EFL Learners Shadowing for Listening』(Routledge)がある。好きな英語学習法はカラオケシャドーイング。
 
門田修平(かどた・しゅうへい)[第5章]
関西学院大学・大学院教授。Tryon 社フェロー(顧問)。博士(応用言語学)。専門分野は第二言語習得。著書に『Shadowing as a Practice in Second Language Acquisition』(Routledge)などがある。役立つ学習法はシャドーイング・音読。
 
濱田 彰(はまだ・あきら)[第6章]
神戸市外国語大学外国語学部准教授。博士(言語学)。専門分野は第二言語習得(特に読解・語彙の学習)。共著に『R による教育データ分析入門』(オーム社)がある。役に立った英語学習法はストラテジーを学ぶこと。
 
神谷信廣(かみや・のぶひろ)[第7章]
群馬県立女子大学教授。博士(第二言語学)。専門分野は教授第二言語習得。近著に「What characteristics of recasts facilitate accurate perception when overheard by true beginners?」(Language Teaching Research)がある。好きな英語学習法は洋画鑑賞。
 
新谷奈津子(しんたに・なつこ)[第8章]
関西大学教授。博士(言語教育)。専門分野は第二言語習得。著書に『The Role of Input-Based Tasks in Foreign Language Instruction for Young Learners』がある。オススメの学習法は海外の有名人ツイートを読むこと。
 
新多 了(にった・りょう)[第9章]
立教大学外国語教育研究センター教授。博士(応用言語学)。専門分野は第二言語習得(特に個人差要因)。著書に『「英語の学び方」入門』(研究社)などがある。好きな英語学習法は10分間のフリーライティング。
 
廣森友人(ひろもり・ともひと)[第10章]
明治大学国際日本学部教授。博士(国際広報メディア)。専門分野は英語教育・第二言語習得(特に学習者要因)。著書に『英語学習のメカニズム』(大修館書店)がある。役立ったと思う英語学習法は多読・多聴。
 
鈴木 渉(すずき・わたる)[第11章]
宮城教育大学教授。博士(教育学)。専門分野は第二言語習得。編著書に『外国語学習での暗示的・明示的知識』『実践例で学ぶ第二言語習得研究に基づく英語指導』(大修館書店)がある。好きな英語学習法は多読と多聴。
 
佐々木みゆき(ささき・みゆき)[第12章]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(応用言語学)。専門分野は第二言語ライティング論。最近の共著に『The Handbook of Second and Foreign Language Writing』(De Gruyter Mouton 社)がある。好きな英語学習法は洋書をオーディオブック unabridged 版で聴くこと。
目次
はじめに
本書の構成・本書の使い方
キーワード一覧
 
第1章 SLA 研究から考える英語学習の大原則
(1) 大人でも高度な英語力は身につく
(2) インプットの効果を最大化する: インプット+インターアクション仮説
(3) アウトプットの4つの利点: アウトプット仮説
(4) 言語重視の活動を通して正確さを高める
(5) 「知っている」と「使える」知識の両輪で高度な運用力を身につける
(6) 認知心理学×SLA 研究に基づく科学的な学習方法
(7) 学習者の個性と環境を活かす
参考文献
 
第2章 単語の学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 英単語の効果的な学習法を教えてください
 Q 2 英語の母語話者は英単語を何万語も知っていると聞きました。我々も母語話者と同じくらいの単語を知らないといけないのでしょうか?
 Q 3 1日にいくつの英単語を学べば良いですか?
 Q 4 意味を知っている単語なのに、会話で使えないことがよくあります。訳語を覚えることは無意味なのでしょうか?
 Q 5 「文脈から英単語は自然に覚えられる」というのは本当ですか?
 Q 6 効果的な復習スケジュールはありますか?
 Q 7 辞書に書かれている単語の意味をすべて覚える必要がありますか?
 Q 8 「英単語集を使って学習しても実際の会話では使えないから、英単語集は役に立たない」というのは本当ですか?
 Q 9 語彙学習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: 文脈からの意味推測の効果
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第3章 文法の学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 英文法の効果的な学習法を教えてください。
 Q 2 文法書などで英文法について知ることは、英語学習に必要ですか?
 Q 3 「中学英文法さえ知っていれば英会話はできる」というのは本当ですか?
 Q 4 文法ドリルを用いた学習を効率的に行うには、どうすれば良いですか?
 Q 5 文法ドリルでたくさん練習すれば、英語を使えるようになりますか?
 Q 6 文法知識を身につけるためには、文法ドリルや英文解釈以外にどのような学習が必要ですか?
 Q 7 英語を話したり書いたりしながら文法を身につけるコツはありますか?
 Q 8 文法学習に効率的な順序はありますか?
 Q 9 文法学習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: リスニングとスピーキング練習における文法処理の手続き化
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第4章 発音の学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 何をすれば発音が上手になりますか?
 Q 2 「正しい発音」とは、どのような発音のことですか?
 Q 3 子音の発音を上達させるのに効果的な方法はありますか?
 Q 4 英語を読むときに日本語のような平板な発音になるのですが、英語らしく聞こえるために効果的な方法はありますか?
 Q 5 単語1つ1つを意識してならだいぶ発音できるようになりましたが、意識せずに文レベルでうまく発音するにはどんな練習方法がありますか?
 Q 6  聞き取り練習をすれば、発音も一緒に上達しますか?
 Q 7 日本語訛りがあっても英語が通じるというのは本当ですか?
 Q 8 日本語訛りの発音を聞き手にわかりやすくするには、どうしたら良いですか?
 Q 9 発音学習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: 発音習得のためには聞き取りが重要か
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第5章 リスニングの学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 リスニングの効果的な学習法を教えてください。
 Q 2 「聞き流すだけで英語が身につく」というのは本当ですか?
 Q 3 いわゆる「速聴」は効果的なのでしょうか?
 Q 4 「シャドーイング」とは何ですか? どのような効果がありますか?
 Q 5 読んだらわかるのに、聞き取ることができません。どうすれば聞けるようになりますか?
 Q 6 「英語耳」というのは本当にありますか?
 Q 7 映画を観て、英語リスニングを学習する際のコツは何ですか?
 Q 8 リスニング練習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線:コミュニケーションにおける同時処理能力を育むシャドーイング学習の秘密
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第6章 リーディングの学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 リーディングの効果的な学習法を教えてください。
 Q 2 1文ずつ訳してしまう読み方はダメでしょうか?
 Q 3 文法練習はリーディングの学習に効果がありますか?
 Q 4 単語学習はリーディングの学習に効果がありますか?
 Q 5 音読はリーディングの学習に効果がありますか?
 Q 6 多読はリーディングの学習に効果がありますか?
 Q 7 日本語での読解が苦手だと、英語のリーディングもできるようになりませんか?
 Q 8 TOEICや英検などの読解問題が制限時間内に終わりません。どうすれば英語が早く読めるようになりますか?
 Q 9 リーディング練習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: 多読の効果にエビデンスはあるか?
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第7章 スピーキングの学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 スピーキングの効果的な学習法を教えてください。
 Q 2 「インプットだけで話せるようになる」というのは本当ですか?
 Q 3 どうすれば英語をスラスラ話せるようになりますか?
 Q 4 どうすれば話すために必要なチャンクの知識を増やせますか?
 Q 5 音読はスピーキング学習に効果的ですか?
 Q 6 留学をしないでも英語が話せるようになりますか?
 Q 7 会話練習は、英語の母語話者のみと行った方が良いですか?
 Q 8 スピーキング練習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: スピーキングにおけるチャンクの重要性
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第8章 ライティングの学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 ライティングの効果的な学習法を教えてください。
 Q 2 英語を書くことと話すことはどう違いますか?
 Q 3 「英借文」とは何ですか? ライティング力を伸ばすのに効果があるのでしょうか?
 Q 4 TOEFL・TOEIC・英検などの英作文でスコアを伸ばすためにはどうすれば良いですか?
 Q 5 英文を添削してもらったあと、何をすれば学習効果が上がりますか?
 Q 6 ライティング練習をすることで、スピーキング力を上げられますか?
 Q 7 書いたものが正しいかどうか、表現が適切かどうかをチェックするにはどうしたら良いですか?
 Q 8 ライティングの学習にはどのような教材を使えば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: ライティング活動と文法学習のタイミングの関係
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第9章 英語学習と個人差
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 英語を使えるようになるには、どのような力が必要ですか?
 Q 2 英語学習における「記憶力」について詳しく教えてください。
 Q 3 外向的な人の方が内向的な人より英語が得意というのは本当ですか?
 Q 4 英語学習に影響を与える性格や特性には、ほかに何がありますか?
 Q 5 女性は男性より英語が得意だというのは本当ですか?
 Q 6 英語が苦手なので、努力して学習を続けても無駄なような気がします。どうしたら良いですか?
 Q 7 英語を身につけるために一番大切なことは何ですか?
 Q 8 英語学習の成果が実感できません。英語ができるようになるにはどれくらいかかるのでしょうか?
2.SLA 研究の最前線: 英語力の「相転移」が起こる条件
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第10章 動機づけ・学習スタイル・学習ストラテジー
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 やる気があれば英語はできるようになりますか?
 Q 2 英語学習のやる気はどうしたら維持できますか?
 Q 3 それでもやる気が起きないときにはどうしたら良いですか?
 Q 4 「学習スタイル」とは何ですか?
 Q 5 「自分のスタイルに合った学習法を使うと効果的」というのは本当ですか?
 Q 6 どうやったら自分に合った英語学習プランを立てられますか?
 Q 7 英語のテストを受けると、英語力は伸びますか?
 Q 8 動機づけ・学習スタイル・学習ストラテジーと学習成果の間にはどのような関係がありますか?
2.SLA 研究の最前線: 動機づけ向上を目指した指導の効果
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第11章 子どもの英語学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 子どもの英語学習に効果はありますか?
 Q 2 子どもは日本語にない発音でも聞き分けられるという話は本当でしょうか?
 Q 3 子どものころに英語を勉強すると日本語がおろそかになりますか?
 Q 4 英語学習を始めるのは「早ければ早いほど良い」というのは本当ですか?
 Q 5 子どもを英会話学校に通わせた方がいいでしょうか? もし通わせるなら、週に何回やれば効果が出ますか?
 Q 6 子どものころに英語学習を始めないと母語話者のような発音が身につかないというのは本当ですか?
 Q 7 フォニックス(文字と綴りの読み方のルール)を知ることは有効ですか?
 Q 8 子どもには文字ではなく音声のみで指導した方が良いというのは本当ですか?
 Q 9 小学校英語の教科化で日本人の英語力は上がりますか?
 Q 10 子どもの英語習得を促すために保護者にできることは何ですか?
 Q 11 子どもが英語に興味を示しません。どうしたら良いでしょうか?
 Q 12 子どもの英語学習にはどのような教材を用いれば良いですか?
2.SLA 研究の最前線: 外国語環境における早期英語学習の効果
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
第12章 留学による英語学習
1.第二言語習得の専門家に聞いてみました
 Q 1 留学するなら早ければ早い方が良いですか?
 Q 2 どのレベルで留学すれば一番効果が上がりますか?
 Q 3 どのくらいの期間留学すれば大きな効果が出ますか?
 Q 4 留学の効果を高めるにはどうしたら良いですか?
 Q 5 留学で英語が得意になる人にはどんな特徴がありますか?
 Q 6 留学したあとも英語力を維持するにはどうしたら良いですか?
 Q 7 留学すると特に伸びやすい能力は何ですか?
 Q 8 英語力以外に、留学で得られることはありますか?
 Q 9  留学がその後のキャリアや人生に与える影響には、どのようなものがありますか?
2.SLA 研究の最前線: 留学で上達しやすい英語力と留学しなくても上達できる英語力
3.さらにくわしく知りたい方のためのブックガイド
参考文献
 
終わりに――SLA 研究の活用法と注意点
SLA 研究成果の活用法
SLA 研究成果を応用する上での注意点
参考文献
 
索引
編者・著者プロフィール

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