文芸翻訳教室
『ダ・ヴィンチ・コード』『オリジン』の ベストセラー翻訳者が教える文芸翻訳の基本と実践
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著者 |
越前敏弥〔著〕 |
刊行日 |
2018年4月20日
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ISBN |
978-4-327-45283-4 |
Cコード |
1082 |
NDCコード |
837 |
体裁 |
A5判 並製 218頁
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定価 |
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
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- 内容紹介
- 「原文をしっかり読む」「日本語の表現力を増やす」「調べ物をきっちりする」といった基本から、「表記のルール」「各登場人物にふさわしい日本語」「物語の視点」を頭に置いた実践的な訳し方まで、第一線で活躍する文芸翻訳家が秘伝をあますことなく伝授。加えて、シノプシス(出版社が翻訳書として刊行できるかどうかを判断する資料)の書き方や企画の持ち込み方もアドバイス。すべての翻訳家、翻訳家志願者必読の1冊。
<著者紹介>
越前敏弥(えちぜん としや)
文芸翻訳家。東京大学文学部国文科卒。訳書にダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』『インフェルノ』、エラリー・クイーン『Xの悲劇』、スティーヴ・ハミルトン『ニック・メイソンの第二の人生』(以上KADOKAWA)、マイケル・ロボサム『生か、死か』、スティーヴ・ハミルトン『解錠師』、エラリイ・クイーン『災厄の町』(以上早川書房)、マイケル・コックス『夜の真義を』(文藝春秋)、ジェフリー・ディーヴァー『死の教訓』(講談社)など多数。著書に『翻訳百景』(KADOKAWA)『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』(ディスカヴァー)など。朝日カルチャーセンター新宿教室、横浜教室、中之島教室で翻訳講座を担当。最近の翻訳書に、ダン・ブラウン『オリジン』(KADOKAWA)、ジェイムズ・キャントン『世界文学大図鑑』(三省堂)、スティーヴン・ローリー『おやすみ、リリー』(ハーパーコリンズ・ ジャパン)など。公式ブログ「翻訳百景」。 Http://techizen.cocolog-nifty.com/
- 目次
- はじめに
表記のルール/辞書や調べ物について
第1部 文芸翻訳のツボ
【1】誤訳を減らすには
【2】日本語を鍛えよう
【3】日本語の現状を知ろう
【4】視点を忘れるな
【5】流れを大切に
【6】作者の意図に忠実に
【7】調べ物で手を抜くな
【8】「めりはり」とバランス
【9】どんな訳文をめざすべきか
【10】名訳に学ぼう
《コラム1 伊藤和夫先生から学んだこと》
第2部 文芸翻訳の実践
【1】表記のルールを守ろう
【2】どんな順序で伝えるか
【3】登場人物にふさわしい日本語
【4】深く読みこんで、必要なだけ噛み砕く
【5】センテンスの切れ目を大切に
【6】おもしろさや味わいを伝えるために
【7】どこまで説明するか
《コラム2 どんな本を読むべきか》
第3部 文芸翻訳の現場
【1】リーディングとは
【2】シノプシスを書いてみよう(1)
【3】シノプシスを書いてみよう(2)
【4】生徒によるシノプシス添削例
【5】企画持ちこみについて
【6】あとがきについて
【7】文芸翻訳者の心構え
《コラム3 特別インタビュー
「読者とつながり、書店を巻きこむ」》