だから英語は教育なんだ ――心を育てる英語授業のアプローチ
本書が目指すのは、「うまい」授業よりも「心に残る」授業である。
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著者 |
三浦 孝、弘山貞夫、中嶋洋一〔編著〕 |
刊行日 |
2002年4月30日
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ISBN |
978-4-327-41060-5 |
Cコード |
3082 |
NDCコード |
807 |
体裁 |
A5判 並製 240頁
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定価 |
定価2,640円(本体2,400円+税10%)
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- 内容紹介
- 英語は単なる道具ではない。英語を通して、生徒と教師がともに成長し、共感しあうような授業をどう実現させていくか。その具体的な方策を著者たちの実践の中から紹介する。
[推薦のことば]
本書は、小学校でも英語教育が始まる今こそ、子どもの視点に立った21世紀の英語教育の導きの書である。「人を生かし、人の中にまだ見ぬ可能性を見、人と人とを結ぶ」コミュニケーションとしての英語教育。人を励まし暖める言葉の教育として英語を教えるメソッドの提案。英語でふれあい、どの国の人とも平和なinteractionを築ける素地を作ろうとしている。授業で生徒と教師が生きる、まさに「心を育てる英語教育」の提案である。
尾木直樹(教育評論家)
<著者紹介>
三浦 孝(みうら たかし) 静岡大学教育学部教授
弘山貞夫(ひろやま さだお) 愛知県立豊田東高校教諭
中嶋洋一(なかしま よういち) 富山県指導主事。著書に『英語のディベート授業30の技』など。
- 目次
- 第1部 理念編――英語の大空、教室の泉
1.日本において真に意味ある英語教育
2.生徒の方を向いた英語教育
3.人を生かす英語教育
4.人と人とをむすぶ英語教育
第2部 実践編――心を掘り起こし、集団を育てる
1.英語教育という窓を通して何ができるのか
2.他者との協力、学びのプロセスをどう作るか
3.自分が好きになり「これが私です」と言えるように
4.英語授業でクラスを変える
5.違いがあるからおもしろい
第3部 指導法編
1.How to Learn Englishを教える
2.学習集団を育てるための基礎トレーニング
3.協同学習で授業を活性化する
4.魅力ある話し手、良い聞き手を育てるアクティビティ
5.お互いに意見を交換する授業
6.映画を活用した授業
7.言葉の持つ力とうるおい
8.問題対処力を育てるアクティビティ
9.自己防衛の英語力養成
第4部 体験編――一本貫く幹のある授業
ある教え子からの手紙 [三浦 孝]
まずはあら起こしから [北島輝代]
心を育てる授業を追求して [田尻吾郎]
北の離島の英語教育 [卯城祐司]
「愛のある授業でがんばってください」 [岩本京子]