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書籍紹介

予備校の英語

稀代の天才指導者による本音の英語教育論
著者 伊藤和夫〔著〕
刊行日 1997年12月1日
ISBN 978-4-327-41051-3
Cコード 0082
NDCコード
体裁 四六判 並製 256頁
定価 定価2,530円(本体2,300円+税10%)

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内容紹介
 英語教授法において混沌状態にあった予備校にひとり乗り込み、ゼロから受験英語を確立した稀代の天才・伊藤和夫。文法指導や英文和訳法など、その独自のメソッドの根幹にある思想をあますことなく論じ、文法不用論に流れる英語教育の未来に対し、警鐘を鳴らす。
 『英文解釈教室』をはじめ、数々のベストセラー英語参考書を執筆した故伊藤和夫氏の英語教授法・英語教育論を集大成した。
 
<著者紹介>
伊藤和夫(いとうかずお)
1927年生まれ。駿台予備学校の伝説的な英語講師として活躍。『英文解釈教室』『ルールとパターンの英文解釈』など、多数のベストセラーを執筆。1997年に逝去するが、その画期的な読解法や和訳法には現在も高い評価がある。
目次
はしがき――「悪役」の退場と「色男」の悲哀
 
序章 学校英語に望むもの
 
第一章 受験の英語時評
 1.受験英語の破産
 2.センター試験の虚構
 3.「概要」を読みとる
 4.点から線へ(1) いわゆるwhat we callについて
 5.点から線へ(2) 熟語と文法
 6.点から線へ(3) 消えた参考書たちへの哀惜
 7.点から線へ(4) 『英文解釈教室』を斬る
 8.予備校と文法用語
 9.意識・無意識(1) 「読み」の二重構造
 10.意識・無意識(2) 有害な教え方
 11.読むと訳す(1) 訳読方式の迷路を抜け出す
 12.読むと訳す(2) 原文の思想がわかる訳し方
 13.大学入試と日本語――言語の暗部
 14.英語参考書の変貌
 15.受験英語への弔鐘――『高校英語研究』誌休刊に寄せて
 
第二章 「英文和訳」を中心に
 1.大学入試と受験生の英語力
 2.私の採点法
 3.入試問題は語る――東京大学の場合
 
第三章 私の英語教授法
 
第四章 予備校の英語
 
付録
<コラム1> 肌で十年
<コラム2> 大学の英語教育に望むもの
伊藤和夫主要著作一覧
出典一覧
著者プロフィール(入不二基義)

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