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書籍紹介

文字の歴史 ――ヒエログリフから未来の「世界文字」まで
A History of Writing

世界中の数多ある文字にはそれぞれの歴史がある
著者 スティーヴン・ロジャー・フィッシャー〔著〕 / 鈴木 晶〔訳〕
刊行日 2005年10月11日
ISBN 978-4-327-40141-2
Cコード 3080
NDCコード 801
体裁 四六判 上製 470頁
定価 定価4,180円(本体3,800円+税10%)

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内容紹介
 文字はひとを魅了する。とくに興味をそそるのは古代の文字である。まさに文字は究極の「タイムマシン」と言えるかも知れない。本書は、世界の文字のそれぞれの歴史を176の図版を用いながら分かりやすく解説する。最終章では、人類の未来の文字についての考察が述べられる。数々の発見や蘊蓄もあり、「ことば」「文字」に関心のある方にはお薦めの一冊。
 
<著者紹介>
スティーヴン ロジャー フィッシャー( Steven Roger Fischer )
 ニュージーランド在住。ポリネシア言語文化研究所所長、イースター島のロンゴロンゴ、クレタ島のファイストスの円盤など、未解読文字研究の第一人者。『ことばの歴史――アリのことばからインターネットのことばまで』(A History of Language、鈴木晶訳、研究社)、A History of Reading(Reaktion Books, 2004)、Island at the End of the World(Reaktion Books, 2004)、ほか。
 
鈴木 晶(すずき しょう:訳者)
 法政大学国際文化学部教授。訳書は、『愛するということ』(紀伊國屋書店)、『死ぬ瞬間』(中公文庫)、『ことばの歴史』(研究社)、『クール・ルールズ』(研究社)など。著作は、『バレエの魔力』(講談社現代新書)、『バレエへの招待』(筑摩書房)、『世界一わかりやすいフロイト教授の精神分析の本』(三笠書房)、など多数。
目次
はじめに
第一章 刻み目から書字板へ
 結縄(結び目文字)/ノッチ(刻み目)/絵文字/タリー(符木)/その他の記憶法と信号メッセージ/図形的象徴/トークン/表音文字化と最初の書字板
 
第二章 話をする図像
 エジプトの文字/楔形文字/原エラム文字/インダス文字
 
第三章 スピーキング・システム
 ビブロスの音節文字/アナトリアの音節文字/エーゲ海とキプロスの音節文字/エジプトとカナンの原始アルファベット/フェニキア・アルファベット/アラム文字の系統/インドおよび東南アジアのインド文字
 
第四章 アルファからオメガまで
 ギリシャ・アルファベット/メロエ語文字とコプト文字/エトルリア文字/ラテン文字/イベリア文字/ゴート文字/ルーン文字/オガム文字/スラヴ文字
 
第五章 東アジアにおける文字の「再創造」
 中国文字/ヴェトナムの文字/朝鮮の文字/日本の文字
 
第六章 アメリカ大陸
 起源/サポテカ文字/エピ・オルメカ/マヤ文字/他の文字/ミシュテカ文字/アステカ文字/アンデス文字
 
第七章 羊皮紙のキーボード
 ギリシャ文字/ラテン文字の中世紀/島嶼体文字/句読法/紙/印刷術/ラテン文字の影響を受けて創出された文字
 
第八章 未来のシナリオ
 区別的二言語併用/正書法と綴り改革/速記、記号、および「視角言語」/文字の未来
 
訳者あとがき
引用文献
精選参考文献
索引
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ことばの歴史

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