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書籍紹介

ギリシャ・ラテン文学――韻文の系譜をたどる15章

ヨーロッパの文化芸術の「起源」にふれる
著者 逸身喜一郎〔著〕
刊行日 2018年5月23日
ISBN 978-4-327-51001-5
Cコード 3098
NDCコード 991
体裁 A5判 並製 456頁
定価 定価3,300円(本体3,000円+税10%)

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内容紹介
 ヨーロッパの文化芸術の源流である「古代ギリシャ・ラテン文学」の入門書。
 叙事詩・抒情詩・恋愛詩・悲劇といったジャンルごとに、その誕生と発展の跡をたどる。韻文の各ジャンルの代表作(『イーリアス』『オデュッセイア』『オイディプス王』など)を取り上げて、その内容をくわしく解説しているのが特徴。最新のパピルス発見の成果も盛り込んでいる。古典の世界を流麗な筆致で描き出す、読みごたえのあるギリシャ・ラテン文学案内。
 地図・年表・人物事典・文献案内など、付録も充実。
 『ギリシャ・ローマ文学』(放送大学教育振興会、2000年)の増補改訂版。
 
<著者紹介>
逸身喜一郎(いつみ・きいちろう) 1946年大阪生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、英国セント・アンドルーズ大学Ph.D.所得。東京大学名誉教授。西洋古典学会会長。
著者は『ラテン語のはなし』(大修館書店)、『ソフォクレース『オイディプース王』とエウリーピデース『バッカイ』』(岩波書店)、Pindaric Metre: the ‘Other Half’(Oxford U. P.)など。
目次
はじめに
 
第1章 序論
第2章 エポス・叙事詩(1)『イーリアス』
第3章 エポス・叙事詩(2)『オデュッセイア』
第4章 エポス・叙事詩(3)『アエネーイス』
第5章 エポス・叙事詩(4)反主流の叙事詩
第6章 エポス・教訓詩
第7章 エポス・牧歌(とエピュッリオン)
第8章 エレゲイアとイアンボス(ならびにエピグラム)
第9章 エレゲイア・ラテン恋愛詩
第10章 抒情詩・ギリシャの独唱歌と合唱歌
第11章 抒情詩・ホラーティウスの『カルミナ』
第12章 抒情詩・ピンダロスの『競技祝勝歌』
第13章 演劇・ディオニューシア祭
第14章 演劇・悲劇
第15章 演劇・喜劇
 
年表
文例
文献案内
韻律図解
補遺2 韻律
補遺1 ギリシャ語・ラテン語のかな表記
地図
索引
詩人事典

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