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書籍紹介

北のヴィーナス ――イギリス中世・ルネサンス文学管見

花咲ける英国ルネサンスへと到る道
著者 玉泉八州男〔著〕
刊行日 2013年8月23日
ISBN 978-4-327-47230-6
Cコード 3098
NDCコード 934
体裁 A5判 上製 402頁
定価 定価5,400円(本体5,000円+税)

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内容紹介
 フランスで発見された「宮廷愛」という名のロマンチックな愛はやがて、生真面目な北方人のすむイギリスの地へと渡り、さまざまな変容を遂げつつルネサンスの大河へと流れ込む。聖体劇で賑わうイギリス中世からルネサンスの終焉までの詩と演劇を、シェイクスピアを中心に鮮やかに照射する。当時の厖大な資料をはじめとする様々な文献を駆使した上で、縦横に論を展開する、独創的かつ刺激的な演劇・文学論。


<著者紹介>
玉泉八州男 (たまいずみ やすお) 東京工業大学名誉教授。日本シェイクスピア協会元会長、日本学士院会員。著書に、『女王陛下の興行師たち』(芸立出版 /サントリー学芸賞受賞)、『ベン・ジョンソン』(編著、英宝社)、『エリザベス朝演劇の誕生』(編著、水声社)、『シェイクスピアとイギリス民衆演劇の成立』(研究社)。訳書に、C.S.ルーイス『愛とアレゴリー』(筑摩書房)、シーザー L.バーバー『シェイクスピアの祝祭喜劇』(共訳、白水社)、F.イエイツ『記憶術』(監訳、水声社)などがある。


目次
第一章 さんざしの枝に寄せて――宮廷愛とルネサンス

第二章 聖体劇の精神史――宗教改革の嵐の中で
 一 はじめに――ペイターとC・S・ルイス
 二 聖ベルナールに倣いて――中世的リアリズムへの道
 三 反キリスト劇の系譜――異端論争の間で
 四 「称えられるべき年中行事」――チェスター劇における伝統の創造

第三章 主題の変奏
 一 窃視のルネサンス――エリザベス一世、ジョンソン、スペンサー、ダン
 二 羊飼の変容――選民の理想から逃避空間へ

第四章 国際武闘派の周辺
 一 国際武闘派の半世紀――シェイクスピアの時代
 二 ルネサンスの夜啼鳥――その政治性と限界

第五章 逃げるシェイクスピア、追うシェイクスピア――伝記二題
 一 シェイクスピアとカトリシズム
 二 ‘non, sanz droict’ から ‘NON SANZ DROICT’―― 一五九〇年代中葉のシェイクスピア

第六章 栄光に憑かれた悪漢たち――ステュアート朝悲劇のために
 一 はじめに
 二 フランシス・ボーモントとジョン・フレッチャー
 三 トマス・ミドルトン
 四 ジョン・ウエブスター
 五 フィリップ・マッシンジャー
 六 ジョン・フォード
 七 王政復古期
 

あとがき
索引
初出一覧

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