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書籍紹介

アメリカ文学のカルトグラフィ ――批評による認知地図の試み

文学的想像力が描くアメリカ
著者 新田啓子〔著〕
刊行日 2012年4月20日
ISBN 978-4-327-47225-2
Cコード 3098
NDCコード 930
体裁 四六判 上製 360頁
定価 定価4,104円(本体3,800円+税)

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内容紹介
「カルトグラフィ」とは地図作りのことであり、本書はアメリカ文学が生まれてきた現場を「地図的発想」で捉え直す試みである。自己探求的なアメリカ文学の理念が重視してきた物語・国民意識・国家観と、それらを支えるロジックとは何か。家庭、都市、漂流、歓待、南部、私秘性、国際移動、異界、親族、伝染病、動物化、商品といったキーワードを使って描き出される、観念の地図。
【第18回アメリカ学会清水博賞 受賞】 


<著者紹介>
新田啓子 (にった けいこ)  立教大学教授。立教大学ジェンダーフォーラム所長。1967年東京生まれ。ウィスコンシン大学マディソン校大学院博士課程修了。東京学芸大学教育学部、一橋大学大学院言語社会研究科を経て、現職。専攻はアメリカ文学、文化理論。共著書に『アメリカ研究の越境1 アメリカの文明と自画像』(ミネルヴァ書房 2006年)、『現代批評理論のすべて』(新書館 2006年)、『ジェンダー研究のフロンティア5 欲望・暴力のレジーム』(作品社 2008年)、渡辺靖編『現代アメリカ』(有斐閣、2010年)ほか。訳書にトリーシャ・ローズ著『ブラック・ノイズ』(みすず書房)。

目次
第一部 情緒的空間としてのアメリカ
 第一章 領域化する家、内密の空間――生活世界の構図
 第二章 雑踏の復権――生命圏としての路上
 第三章 逃走という名の空間創成――情動変化の生態系

第二部 マッピングされるアメリカ
 第四章 永遠の異郷――流浪する者たちのアメリカ
 第五章 他者性の迷宮――南部という謎
 第六章 親密圏をマッピングすること――私と公の攻防

第三部 選別の機構としてのアメリカ
 第七章 混成国家の鏡像――客土における黒人文学
 第八章 回帰する場所――憑在者たちの複数空間
 第九章 逸脱的情事の版図――国体への想像力と性的禁忌

第四部 アメリカ的自我と近代の時空間
 第十章 疫病と近代社会――感染地図としての人間の絆
 第十一章 動物の生息図――覆される人間主義
 第十二章 物欲のカルトグラフィ――フェティッシュと自我の変遷

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