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書籍紹介

新しい語用論の世界 ――英語からのアプローチ

イン/ポライトネス研究の現在を牽引するカルペパー&ホーによる
語用論概説
著者 ジョナサン・カルペパー、マイケル・ホー〔著〕 / 椎名美智〔監訳〕 / 加藤重広、滝浦真人、東泉裕子〔訳〕
刊行日 2020年7月20日
ISBN 978-4-327-40173-3
Cコード 3080
NDCコード 801
体裁 A5判 並製 406頁
定価 定価5,500円(本体5,000円+税)

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内容紹介
レヴィンソン、リーチ以後の語用論研究を牽引する気鋭の学者による語用論概説。英米流と大陸流の融合をはかる統合的語用論の観点から語用論研究の現在を整理する。その一方で、標準英語の用例のみで語用論一般を語ってしまうことの危険性を意識化し、諸英語の語用論への視点も提示する。随所に設けられたコラムも魅力的で、本文での議論を通時的、通言語的な観点から相対化、多元化する。<統合>と<変異>の両面を押さえた新しい語用論の世界。2014年刊行の Pragmatics and the English Language の全訳。
 
<監訳者>
椎名美智(しいな・みち)
宮崎県生まれ。お茶の水女子大学卒業,エジンバラ大学大学院修士課程修了,ランカスター大学博士課程修了(Ph.D),放送大学大学院博士課程修了(学術博士)。現在,法政大学教授。編著書に,『歴史語用論入門』(大修館書店),『歴史語用論の世界』(ひつじ書房)ほか。翻訳に,レイモンド・ウィリアムズ著『完訳キーワード辞典』(平凡社)ほか。
 
<訳 者>
加藤重広(かとう・しげひろ)
青森県生まれ。東京大学文学部言語学科,同大学院言語学専攻修了。博士(文学)。現在,北海道大学文学研究院教授。前・日本語用論学会長。主著に,『日本語修飾構造の語用論的研究』(ひつじ書房),『言語学講義』(筑摩書房),『はじめての語用論』(研究社,澤田淳と共編著)。
 
滝浦真人(たきうら・まさと)
岩手県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。文学博士(北海道大学)。現在,放送大学教授。日本語用論学会長。著書に,『ポライトネス入門』(研究社),『日本語は親しさを伝えられるか』(岩波書店)ほか,編著書に,『語用論研究法ガイドブック』(ひつじ書房)ほか。
 
東泉裕子(ひがしいずみ・ゆうこ) 
北海道生まれ。獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程英語学専攻,単位取得満期退学。博士(英語学)。現在,青山学院大学非常勤講師,明治大学兼任講師。著書に From a Subordinate Clause to an Independent Clause (Hituzi),共編著に Journal of Historical Pragmatics 17.2 (Special Issue) (John Benjamins)など。
目次
第1章 イントロダクション
 1.1 はじめに
 1.2 文脈におけるさまざまな意味
 1.3 英語の語用論
 1.4 本書の構成
 
第2章 指示語用論
 2.1 はじめに
 2.2 定表現
 2.3 ダイクシス
 2.4 前方照応
 2.5 相互行為における指示表現の使用と理解
 2.6 結論
 
第3章 情報語用論
 3.1 情報語用論とは
 3.2 情報的基盤:背景と前景
 3.3 情報的背景
 3.4 情報的前景
 3.5 情報語用論:相互行為的側面
 3.6 結論
 
第4章 語用論的意味I
 4.1 「言われたこと」以上の意味
 4.2 「言われたこと」対「推意とされたこと」
 4.3 「言われたこと」と「推意とされたこと」の間
 4.4 暫定的結論: 語用論的意味表象
 
第5章 語用論的意味II
 5.1 語用論的意味の分析
 5.2 誰の意味なのか?
 5.3 意味を理解すること
 5.4 相互行為の文脈における意味
 5.5 結論
 
第6章 語用論的行為
 6.1 はじめに
 6.2 伝統的な言語行為理論
 6.3 直接性/間接性;明示性/暗示性
 6.4 社会・文化的文脈における言語行為
 6.5 語用論的行為とスキーマ理論
 6.6 相互行為における語用論的行為
 6.7 結論
 
第7章 対人語用論
 7.1 はじめに
 7.2 ポライトネスへの2つの一般的アプローチ
 7.3 2つの古典的な語用論的ポライトネス理論
 7.4  最近の展開
 7.5  インポライトネス
 7.6  ポライトネスへの相互行為的アプローチ
 7.7  結論
 
第8章 メタ語用論
 8.1 はじめに
 8.2 メタ語用論と再帰性
 8.3 メタ語用論的意識の形式
 8.4 実用的メタ語用論
 8.5 結論
 
第9章 結論
 9.1 語用論と使用の相における言語
 9.2 統合的語用論
 9.3  諸英語の語用論

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