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書籍紹介

日英語の自動詞構文 ――生成文法分析の批判と機能的解析

豊富な例文に基づき、自動詞構文の適格性条件を提唱!
著者 高見健一、久野 すすむ〔著〕
刊行日 2002年1月25日
ISBN 978-4-327-40127-6
Cコード 3080
NDCコード 801
体裁 A5判 上製 472頁
定価 定価8,250円(本体7,500円+税10%)

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内容紹介
 本書は、there構文、way構文、(擬似)受身文、同族目的語構文、結果構文、被害受身文、「〜てもらう/〜てくれる」構文など、日英語の9つの構文を取り上げ、これらの構文の適格性が、文の構造や動詞の意味というような一枚岩で捉えられるものではなく、動詞と文中の他の要素、および談話上の規則が相互に関連しあって決定づけられる意味的、機能的、談話的現象であることを提唱するものである。
 
<著者紹介>
高見 健一(たかみ・けんいち)
 1952年、兵庫県生まれ。1979年、大阪教育大学大学院修士課程修了。1990年、東京都立大学文学博士。現在、東京都立大学人文学部助教授。主な著作:Preposition Stranding(Mouton de Gruyter, 1992)、 Grammar and Discourse Principles(共著、University of Chicago Press, 1993)、 『機能的構文論による日英語比較』(くろしお出版、1995)、『日英語の機能的構文分析』(鳳書房、2001)ほか、論文多数。
 
久野 すすむ(くの・すすむ [すすむ・]は「日」偏に右側が「章」)
 1933年、東京都生まれ。1958年、東京大学大学院修士課程修了。1964年、ハーヴァード大学言語学科Ph.D.。現在、ハーヴァード大学言語学科教授。主な著作:The Structure of the Japanese Language(MIT Press, 1973)、『日本文法研究』(大修館書店、1973)、『談話の文法』(大修館書店、1978)、『新日本文法研究』(大修館書店、1983)、Functional Syntax(University of Chicago Press, 1987)ほか、論文多数。
目次
はしがき
序章 自動詞の2分類
第1章 There構文と非対格性
第2章 Way構文と非能格性
第3章 同族目的語構文と非能格性
第4章 擬似受身文と非能格性
第5章 日本語の被害受身文と非能格性
第6章「〜にVしてもらう」構文と「〜がVしてくれる」構文
第7章 日英語の結果構文と非対格性
第8章 名詞句からの外置構文と数量詞遊離構文
終章 結語

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