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書籍紹介

紅茶の帝国 ――世界を征服したアジアの葉

なぜ紅茶がイギリスの「国民的飲料」となったのか?
著者 マークマン・エリス、リチャード・コールトン、マシュー・メージャー〔著〕 / 越 朋彦〔訳〕
刊行日 2019年8月22日
ISBN 978-4-327-37747-2
Cコード 0039
NDCコード 383
体裁 四六判 上製 544頁
定価 定価4,620円(本体4,200円+税10%)

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内容紹介
 17世紀にロンドンで初めて市民に提供されて以来、そのエキゾチックな風味、色、香りによってイギリス人を魅了し続けてきた紅茶。19世紀以降は「イギリス的生活様式」の中心として、国民のアイデンティティ統合のシンボルとなった――「アジアの葉」から作られるこの不思議な飲み物は、過去400年間のイギリス社会・文化において、どのように消費・受容・表象されてきたのか。
 
 本書は、歴史、文学、科学、美術、社会史、経済史等の諸分野を自在に横断し、多角的かつ新鮮な視点から紅茶文化史を紐解くことで、この問いに迫る。
 
■歴史的に貴重な図版77点収録■
 
《本文見本はこちらから》

 
<著者紹介>
マークマン・エリス
ロンドン大学クイーンメアリー校 英文科18世紀研究教授。主な著書に、The Coffee House: A Cultural History, The History of Gothic Fiction, The Politics of Sensibility: Race, Gender and Commerce in the Sentimental Novel など。
 
リチャード・コールトン
ロンドン大学クイーンメアリー校 上級講師。主な著書に、Stealing Books in Eighteenth-Century London(共著)など。
 
マシュー・メージャー
ロンドン大学クイーンメアリー校 上級講師。主な著書に、Stealing Books in Eighteenth-Century London(共著)など。
 
越 朋彦 (こし・ともひこ)
英文学研究者。1975年生まれ。首都大学東京 人文社会学部 准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士号取得。専門は17世紀イギリス文学。
主な著書に『イギリスの新聞を読む』(編註、研究社)、『図説 サインとシンボル』(共訳、研究社)など。
目次
イントロダクション
第1章 ヨーロッパと茶の初期の出会い
第2章 イギリスにおける茶嗜好の確立
第3章 中国との茶貿易
第4章 茶の価値の向上
第5章 茶の自然哲学
第6章 イギリスの茶市場
第7章 イギリス式の茶
第8章 密輸と課税
第9章 喫茶の民主化
第10章 帝国の政治における茶
第11章 ヴィクトリア朝イギリスの国民飲料
第12章 二〇世紀の茶
エピローグ――グローバル・ティー

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