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書籍紹介

図説 サインとシンボル

名匠アドリアン・フルティガーの「記号の形態学」
著者 アドリアン・フルティガー〔著〕 / 小泉 均〔監訳〕 / 越 朋彦〔訳〕
刊行日 2015年6月19日
ISBN 978-4-327-37739-7
Cコード 0670
NDCコード 727
体裁 A5判 クロス装 函入 480頁
定価 定価6,050円(本体5,500円+税10%)

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内容紹介
モダン・タイポグラフィの名匠アドリアン・フルティガーが長年の実践と思索を経て完成させた「記号の形態学」。
視覚的表現としてのサインとシンボルが、人間の思考の記録と伝達にとって本質的かつ不可欠な手段であることを、多彩な実例を挙げながら詳説する。その一点一点が見る者の興味を引きつけてやまない2500点以上もの自身によるイラストを収録。
古代の象形文字、中世錬金術のサインから現代の企業ロゴまで。中国の易経記号、日本の家紋からインディアンの動物素描、西欧の石工のサインまで――フルティガーは古今東西のグラフィック文化からエッセンスを抽出し、自在に論じていく。
アート、グラフィックデザインや装飾の分野のみならず、文字の歴史、記号論、視覚文化全般やイメージの読解に関心を抱くすべての人にとって必読の書。
 
☆英語版のSigns and Symbols:Their Design and Meaning (1989)を底本にしたが、ドイツ語原著の三部作(Part 1~Part 3)及び、巻頭の「記号の地図」は、Wanderungen(英語版 Explorations)をオリジナルとして、相互参照の翻訳を行なった。
☆Monotype社タイプディレクターの小林章氏 推薦(帯に「推薦文」掲載)
 
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《こちらからパンフレットをご覧になれます》
 
<著者・訳者紹介>
アドリアン・フルディガー (Adrian Frutiger)
スイスの書体デザイナー、サインやロゴのデザイナー。「ユニバース」「フルティガー」など多くの著名なフォントをデザインするとともに、シャルル・ド・ゴール空港など、公共機関のサインシステムの設計なども手がけている。また、日本でもJR東日本や東京メトロなどで視認性にすぐれた「フルティガー」が使われている。
 
小泉 均 (こいずみ ひとし)
日本を代表するタイポグラファー。元長岡造形大学教授、桑沢デザイン研究所講師。研究社刊『タイポグラフィ・ハンドブック』、『世界の文字と記号の大図鑑』(日本版監修)
 
越 朋彦 (こし ともひこ)
首都大学東京准教授。専門は17世紀イギリス文学。
目次
●巻頭: 記号の地図(日・独・英、2色刷) 80頁
 
●Part 1: サインの認識、サインの形成
 序:三つのテーマ
 I:記号の諸要素
 II:基本的な記号
 III:記号の結合
 IV:装飾の中の記号
 V:二元性の記号
 VI:面
 VII:立体感の再現
 VIII:外形の多様性
 
●Part 2: 話し言葉を固定化するサイン
 I:思考から絵へ
 II:シンボル
 III:象形文字――その豊かな視覚表現
 IV:世界のアルファベット
 V:西洋のABC
 VI:筆記と印刷の技法による形態の発達
 VII:操作されたレターフォーム
 VIII:本文用書体とその可能性
 IX:数を表わす記号
 X:組版のための記号
 
●Part 3: サイン、シンボル、標章、信号
 I:イラストレーションからシンボルへ
 II:シンボル
 III:具体的シンボルのグラフィック表現としての豊かさ
 IV:抽象的なシンボル
 V:疑似科学と魔術のサイン
 VI:署名サイン
 VII:共同体のサイン
 VIII:商標(トレードマーク)
 IX:工業技術と科学のサイン
 X:信号サイン

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