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書籍紹介

日英語比較選書7〈全10巻〉
ヴォイスとアスペクト

著者 鷲尾龍一、三原健一〔共著〕 / 中右 実〔編〕
刊行日 1997年8月30日
ISBN 978-4-327-26007-1
Cコード 3380
NDCコード
体裁 A5判 並製 212頁
定価 定価2,640円(本体2,400円+税10%)

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内容紹介
ヴォイスの概念を広く捉え、英語の能動・受動と日本語の自動・他動・受身・可能・使役・敬譲の体系全体を視野に入れて異同を観察する。また文法的アスペクトにおいて、日本語では「ている」が、英語では進行形 be V-ing と完了形 have V-en が分析され、日英語での対応が明らかにされる。(「はしがき」より)
 
第I部: 他動性とヴォイスの体系 ヴォイスの概念を広く捉え、ヴォイスの体系全体を視野に入れて、日英語間の異同を観察し説明する方途を明らかにする。第II部: 動詞のアスペクト構造 文法的アスペクトに焦点を絞り、アスペクトの体系が日英語でどのように対応しているかを明らかにする。
目次
<第1部 他動性とヴォイスの体系>
 
第1章 序論
ヴォイスとは何か
3つの視点
 
第2章 受動表現の比較
直接受動・間接受動・HAVE 受動
補充表現としての HAVE 受動
HAVE 受動文の構造
ヴォイスの体系における形式の移行
 
第3章 受動と使役の間
受動の解釈と使役の解釈
「関与」と「排除」
「非対称性」の問題
have の語彙的性質
 
第4章 自動詞・他動詞・使役動詞
自他の対応
使役と反使役
随伴使役
道具使役と結果表現
 
第5章 結語
 
<第2部 動詞のアスペクト構造>
 
第1章 アスペクトと動詞分類
時制とアスペクト
文法的アスペクト
「テイル」構文の意味
動詞分類
本動詞 have の意味
「結果」の完了相
英語現在完了相の基本的特質
英語完了相の意味
動詞分類
効力持続の「テイル」
再帰構文
「ラレテイル」
英語進行相の意味
いわゆる近接未来の進行相
 
第2章 アスペクト構文の統語構造
日本語の複合動詞
「テイル」構文の埋め込み構造
英語の不定詞節
イディオム解釈
否定辞の作用域
「テイル」構文と項構造
場所句によるコントロール
効力持続構文の構造
英語完了相構文の構造
動詞句の階層構造
完了相構文と時の副詞
否定辞と期間副詞の作用域
非定形時制
ライヘンバック理論
英語進行相構文の構造
 
第3章 日英語の対応
持続と所有
英語の場合
日本語の場合
 
参考文献
索引

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