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書籍紹介

日英語比較選書4〈全10巻〉
指示と照応と否定

著者 廣瀬幸生、加賀信広〔共著〕 / 中右 実〔編〕
刊行日 1997年7月30日
ISBN 978-4-327-26004-0
Cコード 3380
NDCコード
体裁 A5判 並製 200頁
定価 定価2,640円(本体2,400円+税)

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内容紹介
本書の2つの論考はともに、日英語の共通点と相違点を見極め、それらの事実をうまく説明するための一般的な枠組みを提唱しようとする試みである。読者は著者とともに論述の道筋をていねいにたどり、思考の積木を積み重ねてゆくならば、おのずと全体像ができ上がってゆくのを実感することになるだろう。(「はしがき」より)
 
第I部: 人を表すことばと照応 英語の人称代名詞や再帰代名詞とそれに対応する日本語の表現を比較し、人称表現の照応体系の違いを明らかにする。第II部: 数量詞と部分否定 日英語ともに部分否定の解釈ができる数量詞とできない数量詞が存在するのはなぜか、という問いに根源的な答えを提出する。
目次
<第1部 人を表すことばと照応>
 
はじめに
 
第1章 言語主体としての話し手の2つの側面――私的自己と公的自己
英語における人称代名詞と日本語
私的表現と公的表現――言語表現の2つのレベル
私的自己と公的自己――日本語の「自分」と英語の I
描出話法における人称と時制
心の中の伝達行為
話法における照応の問題
まとめ
 
第2章 観察者としての話し手とその視点――人は人と状況をどのように見るか
「自分」の視点的用法――久野説の概観
視点的用法の解明に向けて
自己の客体化――私的自己から客体的自己へ
人を見る視点と状況を見る視点
話法引用部における視点
「死者寄りの視点の不可能性」はどこからくるか
英語における再帰代名詞の視点的用法
まとめ
 
第3章 人の主体的側面と客体的側面――人が自分に働きかけるとき
「自分」と -self 形の再帰的用法
「主体」と「自己」の分離
「自分」と -self 形の違い
再帰的用法の「われ」
まとめ
 
<第2部 数量詞と部分否定>
 
はじめに
第1章 数量詞と部分否定の解釈
部分否定を許す数量詞と許さない数量詞
先行研究の概観
事実観察
 数量詞と部分否定の可能性
 メタ言語的否定
 英語の数量詞と否定のかかり方
 
第2章 数量詞スケールと部分否定
肯定の対比文と否定の対比文
 日本語の場合
 英語の場合
数量詞スケール
 Horn の数量詞スケール
 比率的スケールと基数的スケール
数量詞文の分析
 日本語の場合
 英語の場合
 
第3章 尺度的表現と部分否定
頻度副詞と強調副詞
 頻度副詞
 強調副詞
数詞
その他の数量詞と部分否定
おわりに
 
参考文献
索引

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