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書籍紹介

英語学モノグラフシリーズ9〈全21巻〉
極性と作用域

著者 奥野忠徳、小川芳樹〔著〕
刊行日 2002年7月25日
ISBN 978-4-327-25709-5
Cコード 3380
NDCコード 801
体裁 A5判 並製 246頁
定価 定価3,080円(本体2,800円+税)

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内容紹介
 第I部では否定極性表現(NPI)の生起に関して下方含意・上方含意環境との連関を解説し、特にanyと下方含意との相関関係の理由を追究して、極性現象が個々のNPIの固有の意味から説明できることを明らかにする。第II部では演算子と作用域を取り上げ、数量詞繰り上げ(QR)による分析を中心に、数量詞相互間、wh句と数量詞間の作用域の相互関係を論じ、日英語の作用域の相違、法演算子の作用域、副詞の作用域をも論ずる。
目次
<第I部  極性>
 
はじめに
 
第1章 統語的説明
 1.1 統語的作用域に基づく説明
 1.2 統語的作用域に基づく説明の問題点
 1.3 束縛関係に基づく説明
 1.4 束縛関係に基づく説明の証拠:島の制約
 1.5 束縛関係に基づく説明の問題点
 
第2章 論理形式に基づく説明
 2.1 論理形式に基づく説明の概要
  2.1.1 直接作用域制約(A)
  2.1.2 直接作用域制約(B)
 2.2 論理形式に基づく説明の問題点
  2.2.1 論理的に等価な命題
  2.2.2 否定的動詞
  2.2.3 Fewを含む文
  2.2.4 否定的含意の探索範囲の問題
 
第3章 論理的含意関係に基づく説明
 3.1 論理的含意関係に基づく説明の概要
  3.1.1 下方含意仮説による説明
  3.1.2 さらに大きい説明力
  3.1.3 等位接続と下方含意・上方含意
  3.1.4 倒置現象と下方含意・上方含意
 3.2 否定的環境の強弱
 3.3 Monotonicity の種類とNPIの分布
 3.4 Monotonicity の種類とPPIの分布
 3.5 Monotonicity の種類とNPI/PPIの強弱
 3.6 下方含意仮説の問題点
 
第4章 Anyの研究
 4.1 1つのAnyか2つのAnyか
 4.2 Anyの意味
 4.3 他の証拠
 4.4 Anyの意味とMD環境との関係
 4.5 前提を含む文とAnyの分布
  4.5.1 Only
  4.5.2 Since
  4.5.3 First
  4.5.4 Regret/Surprise
 4.6 疑問文
 4.7 Because
 4.8 統語的必要条件
 4.9 Any以外のNPI
  4.9.1 最小量を表すNPI
  4.9.2 Until
  4.9.3 上位文からの否定
 
第5章 今後の課題
 5.1 二重否定
 5.2 集合の大きさとNPI
 5.3 Krifka(1995)からの反例
 5.4 統語的制約とNPI
 5.5 Giannakidou(1998)からの反例
 むすび
 
<第II部 作用域>
 
第1章 演算子と作用域
 1.1 演算子の種類
 1.2 論理形式と論理構造
 1.3 作用域の記述方式
  1.3.1 数量詞繰り上げ(QR)
  1.3.2 格照合によるA移動分析
  1.3.3 Wh併合
  1.3.4 写像仮説
 1.4 まとめ
 
第2章 演算子の作用域
 2.1 数量詞間の作用域関係
  2.1.1 単文の場合
  2.1.2 複文の場合
 2.2 数量詞と束縛代名詞
  2.2.1 束縛代名詞と認可条件
  2.2.2 束縛代名詞の認可条件の適用レベル
  2.2.3 ロバ文と英国人文
  2.2.4 バック・ピーターズ文
 2.3 名詞句内の数量詞の作用域
  2.3.1 名詞句内の数量詞の解釈
  2.3.2 逆行連結と束縛代名詞の認可
 2.4 疑問詞と数量詞の作用域関係
  2.4.1 移動されたwh句とwh-in-situの作用域
  2.4.2 関数的読みと個体読み
  2.4.3 Wh句と普遍数量詞の作用域関係
  2.4.4 束縛条件に基づく説明
 2.5 遊離数量詞の作用域
 2.6 日英語の比較
  2.6.1 日英語の数量詞の作用域
  2.6.2 日英語のWh-in-situの作用域
  2.6.3 日英語の疑問詞と数量詞の作用域関係
 2.7 まとめ
 
第3章 法演算子の作用域
 3.1 不定名詞句の特定的解釈と非特定的解釈
 3.2 法演算子と不定名詞句の解釈
 3.3 法助動詞と数量詞の作用域関係
 3.4 まとめ
 
第4章 副詞の作用域
 4.1 文副詞とVP副詞
  4.1.1. 副詞の位置に基づく下位分類
  4.1.2. 文副詞の作用域関係
  4.1.3. 複数のVP副詞の間の作用域関係
 4.2 量化の副詞
 4.3 まとめ
 
参考文献
索引

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