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書籍紹介

対訳・注解 研究社 シェイクスピア選集2〈全10巻〉
真夏の夜の夢
A Midsummer Night's Dream

「まあ人間てやつはなんてばかなんでしょうねえ!」 "Lord, what fools these mortals be!"  (3幕2場115行) ――妖精のいたずら小僧は恋に右往左往する若者たちを見てこう言って笑うけれども、右往左往は人間だけでなく妖精の王と女王も加わって、愛と恋との大騒動。
著者 大場建治〔編注訳〕
刊行日 2005年12月8日
ISBN 978-4-327-18002-7
Cコード 1398
NDCコード 932
体裁 B6判 上製 276頁
定価 定価4,180円(本体3,800円+税10%)

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内容紹介
 左ページで原文を味わいながら対応する右ページで日本語訳を楽しむ、全10巻のシェイクスピア名作シリーズです。各ページ下段に脚注を加えましたから疑問があればその場で参照できるでしょう。長文の説明を要する注は補注として巻末に回しました。解説・図版ともに充実。
テキスト――日本人学者による画期的なテキスト編纂
 シェイクスピア学400年のテキスト編纂の歴史を誠実に踏まえ、特に古版に異本のある作品についてはレイアウトを変えて印刷するなど、独自の工夫を凝らしました。
翻訳――舞台のリズムに則した流麗の日本語訳
 従来の誤解・誤訳を正して、舞台用とともに読書用にも最適の翻訳を用意できました。
注釈・解説――初学者から研究者までを対象にした総合的説明
 高等学校修了の英語力を前提にした入門的な語義、文法の解説から、一般の読書人・演劇人、さらに研究者・専門家の興味・関心にも応えることができるよう幅広い注解を配備しました。脚注に加えて巻末の補注は各巻とも数十ページ。前付けの解説はシェイクスピアの詩法、テキスト、創作(初演)年代、材源等に及びます。
図版――本文の理解に資する図版とその解説
 舞台・映画からも選りすぐって収録しましたから、目で見る上演史、上演論の面も合わせ持っています。
 
<編注訳者紹介>
大場建治(おおば けんじ)
 1931年生まれ。明治学院大学名誉教授。シェイクスピア学者・劇評家。著書に、『シェイクスピアの贋作』(岩波書店)、『シェイクスピアを観る』(岩波新書)、『シェイクスピアの墓を暴く女』(集英社新書)、『シェイクスピア大事典』(編著、日本図書センター)、『研究社 シェイクスピア辞典』(編著、研究社)など。

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